組織やリーダーの変革を促す
戦略コミュニケーションの
エキスパート
Greeting
「このままではいけない、変わらなければならない」
誰もがアタマで分かっていても、なかなか思うように変えることができない現実があります。
ピーター・ドラッカーは、「チェンジリーダーとは、変化を機会としてとらえる者のことである」※ と述べました。だとすれば、チェンジリーダーの最大の課題は、変化をリスクと考え現状維持に固執する「その他大勢」の意識と行動をいかに変革するかにあります。
私は、これまで20年余りにわたって、大きな変革の真っただ中にある企業や組織を舞台にして、人々の意識や行動に変化をもたらす戦略的なコミュニケーションを通じて、こうしたチェンジ・リーダーの課題の克服にさまざまな角度から取り組んできました。
私たちが暮らす日本は、「失われた●●年」という言葉に象徴されるように、思うように変わることができないまま全体として沈滞ムードに覆われています。優れたところは色々あるにもかかわらず、それらを活かしトータルとしての価値を示しきれていないのは、政策や経営戦略の問題もあるのかもしれませんが、それ以上に、もっと根っこの部分での一人ひとりの「意識の持ち方」やリーダーの「伝え方」の問題が大きいのではないでしょうか。
私は、これからの日本には、コミュニケーションの力(パワー)をより良い未来の実現に活かすチェンジリーダーを大量増殖させることが必要不可欠であると考えます。志(こころざし)や課題意識を同じくする方々とも幅広く連携し、コミュニケーションの力で日本をもっと元気に変えていくチェンジリーダーに寄り添い、さらに、未来のチェンジリーダーの発掘・育成にも積極的に貢献していきたいと思います。
金山 亮
※ ピーター・ドラッカー「明日を支配するもの」(ダイヤモンド社)82頁
Profile
1964年、富山県生まれ。現在、PR/コミュニケーション・コンサルティング世界最大手の一つであるフライシュマン・ヒラードの日本のグループプレジデントとして、フライシュマン・ヒラード・ジャパンおよびボックスグローバル・ジャパンの代表取締役社長を務める。
東京大学法学部卒業後、住友化学とセガにて海外企業との提携・折衝業務に携わる。
その後、フライシュマン・ヒラード・ジャパンに準創業メンバーとして入社し、在籍中の8年間で国内外約200社に及ぶ企業のブランド構築、販売促進、企業変革支援、危機管理対応などを担当。
2007年にウォルマート傘下で経営再建中だった西友に執行役員として招かれ、社内意識改革やブランド再構築に焦点をあてた同社の社内外広報活動、CSR・サステナビリティ関連活動などを主導する。2015年からはデロイト トーマツ グループに参画し、同グループの執行役員として、ブランド、マーケティング、Thought Leadership、広報、CSRなどの領域にまたがる統合的なコミュニケーション活動をリードした。2024年4月にフライシュマン・ヒラードに復帰し、現職に就任。
バージニア大学経営学大学院(ダーデン・スクール・オブ・ビジネス)卒業。著書に、「自身の価値を最大化する最強キャリアアップ術 自分広報力」(イースト・プレス 2023年)、「ウォルマートの成功哲学:企業カルチャーの力」(共訳・ダイヤモンド社 2012年)、「両極化時代のデジタル経営~ポストコロナを生き抜くビジネスの未来図」(共著・ダイヤモンド社 2020年)、「価値循環が日本を動かす~人口減少を乗り越える新成長戦略」(共著・日経BP 2023年)などがある。
Contact