コミュニケーションはただの「手足機能」なのか?
12月18日に新著「なぜ、あの社長には優秀な人材が集まるのか 超一流のリーダーの言葉の設計図」が出版されることになりました。
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私は、過去四半世紀あまり、経営に関わる広報やコミュニケーションの仕事にたずさわってきました。その中で、多くの日本企業が、コミュニケーションを決まったことを伝えるだけの「手足機能」としてしかとらえられていない現実に直面してきました。
だから、対外広報は総務部の一部で対応し、従業員向け広報は人事部の中で社内報担当が担い、IRは財務部で、CSRや渉外機能は経営企画の一部になっていて、社長のスピーチは秘書室のマネジャーが片手間で書き、社長がそれを棒読みしておしまい・・・というの光景も珍しくありません。しかし、日々激変する21世紀のビジネス環境の中で、こうした「場当たり的な」コミュニケーションでは、企業が求心力を保ち、自らをどんどんアップデートしながら持続的な成長を実現していくことは望めません。
他方、欧米の有力企業や一部の先進的な日本企業では、トップ自身が「何を語るべきか」を真剣に考え、全てのステークホルダーに向けたコミュニケーションをトップ主導で一元的に実施できる体制を整えています。こうした企業のトップは、どのように自らの言葉を紡ぎ出し、それを効果的に伝える仕組みを築き上げているのか ―― この「ブラックボックス」を解き明かすことで、コミュニケーションを自らの仕事ととらえて取り組むリーダーを一人でも多く増やしたい、というのが本書執筆を思い立った理由です。
インターネット空間で世界が「一つの村」となる中で、国や企業にとって、効果的な発信力の有無が、どれだけの仲間やサポーターの知恵や力を動員できるかどうか、それによってイノベーションを実現し、繁栄を享受できるかどうかを左右する重要な問題となりつつあります。本書が、こうした課題意識を喚起し、これからの時代を担うリーダーの皆さんが課題克服に向けて取り組まれる際の一助となることを期待しています。
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